大切なのはHR数じゃなくて、監督のコメント

昨日の試合、首位中日も2位読売も投手が打たれて負けました。そして今日の各紙記事に両監督のコメントがあったのでそれに着目。まずはご覧あれ。

  • CD落合監督「投手だって打たれようと思って打たれてるんじゃない。野口?悪くはないんだろうけど、ちょっとしたことなんだろうな」
  • G堀内監督「粘っても、負けりゃ一緒だよ。バッターが、よく打っても、ピッチャーがヘボ過ぎる」

ウチのボスが落合博満で良かったとつくづく思います。別に今首位だからどうのこうのではなく、開幕から負けても選手を責めないというスタンスを落合監督は常に貫いています。ファンやメディアは時にそれをちょっと甘いんじゃないの、温いんじゃないのとも思います。それは外部の人間が思うことだからいいんです。しかしそれを現場の人間、ましてや現場を取り仕切る監督が言ってしまうと身も蓋も無いことになってしまう。それが昨日の堀内監督のコメント。「粘っても、負けりゃ一緒だよ。」監督がこんなことを言ったら、それっきりお終いです。当然偽らざる心境ですが、監督のコメントは選手の士気に直接影響します。口に出したことは、残らずメディアを通じてどこまでも届いてしまいます。
要は監督が外部の人間と同じ目線でモノを言ったところで何の益にもならないのです。そんなことは解説者が言ったり、マスコミが記事にしたり、我々ファンが頼まれなくてもblogに書いていたりします。それよりたとえ負け試合でもいい材料を見つけて、選手にプラスになることや今後より力を引き出すことを考えてコメントしているのが落合監督であり、これがドラゴンズが今のポジションにいられる要因の一つと言えるでしょう。