キラリ眩しい初タイトル―渡邉博幸・英智らにゴールデングラブ賞


 【セ・リーグ】         【パ・リーグ】 

 川上憲伸CD)<1>  投 手 松坂大輔LIONS)<5> 

 古田敦也Ys)<10> 捕 手 城島健司FDH)<6> 

 渡邉博幸CD)<1>  一塁手 松中信彦FDH)<1> 

 荒木雅博CD)<1>  二塁手 井口資仁FDH)<3> 

 岩村明憲Ys)<4>  三塁手 中村紀洋Bu)<5> 

 井端弘和CD)<1>  遊撃手 川崎宗則FDH)<1> 

 アレックス(CD)<1> 外野手 新庄剛志SHINJO〉(F)<8> 

 英  智(CD)<1>  外野手 村松有人Bw)<2> 

 赤星憲広T) <3>  外野手 谷佳知Bw)<4> 


http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/sports/20041111/20041111i506-yol.html
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/sports/20041111/20041111a5900.html

「守り勝つ野球」が信条の中日勢が9人中6人。しかも全員初受賞。憲神様、最強の二遊間、鉄壁の外野陣は文句なし。ここでは渡邉選手が一塁手部門で獲得したことに着目し、悦びたい。
9年目、34歳での初タイトル。今年は一軍に常に帯同、先発に代打に一塁の守備固めに124試合に出場。落合監督に選球眼を買われ320打席にも立っている。シブイ活躍といえばまずは先日取り上げた川相の名が挙げられる。そのため存在は更に影になり、気づかない人もいるかもしれないが、リナレスも森野も今一つ一塁に定着できない中、困った時にはいつも渡邉がいた。ゴールデングラブはあくまで守備面が評価の基準(選考した人はよく見ていてくれた)であるが、陽の当たらないところで地道に役目を果たしていた渡邉選手個人への格好の賞与となったことには違いないに思う。
来年の一塁手事情は流動的ではあるが、何も一塁を守る人がホームランを沢山飛ばさなければならないという決まりはない。私はむしろ渡邉のような一塁手の方が好きだし、来年も多くの出場を期待している。好き嫌いの問題だけでなく、現に失策数は渡邉3に比べ、ペタジーニやT.ウッズは10と守備機会に差はあるとしても優劣はハッキリしている。守りの大切さは敗れた日本シリーズでも痛感させられた。今年ゴールデングラブに6人輩出した中日の生命線である「守り」が来年綻びる様なことがありませんように。