特捜戦隊デカレンジャーEpisode.39「レクイエム・ワールド」
ここにまた一つ、新たな傑作が生まれた―といった感じです。
先週の予告からドキリとさせられたこのエピソード。予測可能だったことといえば、
初めからこの筋で話は動き出しました。ドゥギーの力尽きる声、皆が倒れ真っ暗で荒んだデカルーム…いきなり視聴者とウメコは考えられない現実に直面します。何が起こったかわからぬままオープニングへ。遂にデカレンジャー始まって以来の最凶のアリエナイザー登場かとドキがムネムネしましたよ。
Aパート
ウメコの演技&生アクションが超見所。いつもコミカルな元気者の役回りに収まってますが、ここは舞台経験も持つ女優・菊地美香嬢、シリアスな場面は力の見せ所です。ところが、女アリエナイザー・ミーメが登場、ウメコとの闘いが始まった辺りから場面が急展開。夢か現実か大きく混乱し何がなんだかさっぱり…落とし穴の先が風呂だったり(笑)錫杖を手に僧侶が襲いかかってきたり、部屋ではクマのぬいぐるみがとどんな場面でもウメコには魔の手が。子供達が悲鳴を上げたり、今夜悪夢を見たりしないかという心配もお構いなしに攻めるミーメに対し何か思い出そうとしているしているウメコ*1。自分の魂を行き先までは聞き出しますが最後は抵抗空しく心臓一突き…
7時40分、胡堂小梅刑事殉職。 辺りは血に塗れ、なんと生々しい…
ウメコ刑事曰く「私もう駄目みたい、こんな…こんな最期ヤダな…ヤダよ」
えぇー!しかしウメコが最期「ジャスミンあとはお願いね」と意味深な一言。
ここでデカベースに場面が代わり、意識のなくなったウメコを囲む生きていた(!)デカレン&ドゥギー&スワンの面々。ここでこの10分あまり観ていたものはジャスミンがエスパー能力で感じていたウメコの夢の中のヴィジョンだったと判明。恐るべし、エスパー能力。ここでナレーター古川によって時間が2週間前に戻され、徐々に真実が明らかに。若さを保つ薬の存在に老人経験者センちゃん「誰だって歳は取るのに」と含蓄ある言葉。ミーメの居場所を掴みきれないドゥギーたちにウメコが夢の中での囮捜査を願い出た、というのが真相だったようだ。ウメコが仕事を請け負う時は押し付けられるのが基本だったが今回は立候補&自分が犠牲になり残ったジャスミンのエスパーで敵の居場所を突き止めるという機転の効きようだ。本家センのシンキング・ポーズも登場し、いよいよBパート解決篇へ。
Bパート
Bパートの最初で気がついた。これはウメコメイン話ではなくジャスウメ話、要は「続ツインカム・エンジェル*2」だと。Aパートで奮闘し力尽きたウメコの遺志をBパートでジャスミンが…実によく出来た構成だ。何気にデカブレイク、ピンクちゃん(byユイルワー星人ミーメ)の代行運転してます。宇宙で一気に居場所を突き止めたジャスミン、気合のジャッジメント。しかしミーメの逆襲で今度はジャスミンが夢に?ジャスミンがバスに轢かれる〜というのはミーメの夢の中の出来事だったらしく(また騙された)、ジャスミンは拳でバスを撃破、難なくウメコも復帰、宝児「カワイイ寝顔だったぜ、ベイビー」形勢逆転、こっからは先週よりも更に痛快×2ジャッジメント劇。同性に対する恨みは海より深しと云わんばかりに前ツインカム・エンジェル以上の勢いで男性陣を差し置いて、二人でミーメを片付けちゃいました。
ウメコ「これにて一件、コンプリート!」 ジャスミン「二人のキズナは、永久に不滅です。」
締めは二人のハッピーシーンを眺める男4人&お約束のオチ。
二人は最強のコンビ―そうかそうか、ジャスミン&ウメコは=デカレンジャーのCD荒木&井端だったのか、へへ〜(ウメコの笑い調に)
と、日記には書いておこう。(笑)。
Cパート&次回予告
Cパートは男の友情を確かめ合うもカワイイコ(多分亀井絵里みたいなコ)を見つけて取り合いを始める4人→ノリノリ!本家は強しgiris in trouble! DEKARANGER。
ただ前ツインカム・エンジェルの時は男組は普通にバン・宝児・センの三人でした。なんかテツ、どのシーンでも違和感なく溶け込みすぎじゃないか?男4人、中央にジャスミンとか絵になるけどさ。そこでだ、遂に地球署のまったりライフにどっぷり浸かっている姶良鉄幹に遂に金パッジの鉄槌が下る日が来た。なんてタイムリーな設定だ。しかも特凶から派遣されるのは女センパイ・デカブライト*3。こりゃ帰るわな。エリートは別れを覚悟し歌を詠む。「地球署で過ごした日々にも秋の風」
- Episode.40「ゴールドバッヂ・エデュケーション」Target Lock!