義経 第10回「父の面影」

奥州平泉。上戸彩のファンですが、女性が京→陸奥まで行くのはいくらなんでも無理でしょう。そこまで出そうとしなくても良いです。それよりごっちんの出番はもうチョイ先なんですかね?
今日から御登場の平泉の奥州藤原家当主・藤原秀衡の3人の息子達は初めから平宗盛以上のヘタレっぷり。ていうかその中に某讀賣球団のお偉いさんが入っているのがちょっとね…いっそのこと清原選手を武骨系の藤原國衡に充てれば*1と冗談半分に思うのでした。
私は東北出身者なんで、奥州藤原氏にはかなり誇りを持っているというか思い入れがある*2のですが、今回は外様のポジションで後は堕ちていくだけという末期の話なんで、多少のぞんざいな扱いは仕方ありません。結局は奥州藤原氏だけでなく平家も義経もまして頼朝までもが今の設定の時代から25年もしないうちに淘汰されてしまう*3わけですから、まさに大河ドラマが描くの題材としてはうってつけの諸行無常ワールドなわけです。
ただ奥州藤原氏の代表的建立物であった毛越寺や無量光院、夢の都・平泉の栄華を知ることができる歴史遺産か何かが今の時代まで残っていて欲しかったなと11年前に当時の大河ドラマ炎立つ*4がきっかけで平泉や江刺、衣川を訪ねた時、何もない叢を前にして得た感覚が今も鮮明に残っています。

*1:泰衡役はYG河原投手で。これより100年前、奥州の実権は清原氏にあったことだし。

*2:戦国時代に中央勢力に屈服した伊達家も、一見東北の覇者気取りだがこれは全くの問題外。仙台のマンパワー球団も左に同じ。

*3:最終的な勝ち組は北条氏だった。

*4:渡辺謙が演じた藤原経清(初代清衡父・奥州藤原氏の祖)は私にとってのヒーロー。さすがは後にラストサムライで世界に認められた名優!。高橋克彦原作の小説もオススメです。