元貴ノ花の二子山親方死去 角界のプリンス

相撲は早死にといわれるけどこれは早過ぎだよな…自分は藤島→二子山親方として知っているだけですが、1993年当時の貴花田横綱千代の富士に勝った一番は本人が千代の富士に敗れた現役を退いた因縁から感動のドラマとして話題になりました。実際千代の富士に最後の引導を渡したのも部屋の貴闘力でした。2横綱1大関に三役力士(貴闘力安芸乃島)まで抱えていた二子山部屋はそれこそ本場所では総当りでもやらないと話にならないくらいの隆盛ぶりでマスコミも大騒ぎでした。兄弟横綱の引退後、貴乃花親方に部屋を譲りましたがも二子山親方は協会の要職に就き、審判部長としてもよく見かけていたのでゆくゆくは理事長職に就くものとばかり思っていました。しかし迫り来る病魔には勝てず、親方職から離れた後の安楽な日々も侭ならず旅立たれたようです。現在の相撲界は二子山勢が去ってからというもの日本人力士(特に生え抜き)の活躍がまばらな淋しいものになってしまいました。二子山親方の功績を改めて確認すると共に次世代の親方衆から第二、第三の二子山親方が出て相撲界を今一度盛り上げてくれることを切に望みたいです。ご冥福をお祈りします。