仮面ライダー響鬼 第三十話「鍛える予感」

脚本が突然交代したようだが、これではとてもついていけそうにない。二十九話まで来ておいて全く残念だ。そんなことならエウレカを録っておくべきだった、ガックシ。
追記:いろいろ調べたら、大人の事情でプロデューサー共々総取っ替えになったみたいで。路線変更とか販促の不振とか一之巻がスタートしたときから誰しも解っていたことなのに半分過ぎてからこういうのって視聴者に対する背信行為ですよ。もう合わないっていう人はとっくに離れていってるでしょうに。
今考えてみると二十九之巻でヒビキさんが明日夢とキャンプした折に話していた言葉に強いメッセージ性を感じたんです。この世にやまない雨はない(@ジャスミン)とかもそう。威吹鬼轟鬼・鋭鬼が武者童子を倒し、響鬼がフィニッシュ。そしてたちばなに凱旋してみんなが出迎える。ラストは明日夢の成長を印象付けるメッセージ。これはこのスタッフにとっての、従来の仮面ライダー響鬼とそのファンにとっての最終回だったんですね。脚本家も腹据えて、響鬼紅の如く燃え尽きたわけだ。やっぱり“この”ヒビキさんは明日夢を鬼にはしたくなかったんでしょうね。少年に対する一貫した姿勢を示し続けたヒビキさんは素敵でした。きっと明日夢もっちーとたちばなの人の交流はこんな感じで和やかに続いていくことでしょう。ホントに愛の詰まった良い作品でした。〈終〉