ちょこッとSister 第23話「願い」

はるまがつばき荘に帰ったら元のようにちょこがいたシーンは涙が出そうでした。少し経って、次の瞬間ちょこが台所で裸エプロン姿だったらどうしようと思い巡らせてしまいました。とかくエロに走りがちなこの作品でスタッフは良くぞ踏みとどまったな。エロなしでもこれは良作だと思いますよ。
前話ちょこが消えたのを受け今回どうなるかと思いましたが、Aパートはちょこのいない日常、Bパートははるまの懺悔とちょこの帰還。ちょこがいなくなったのではなくて、ちょこの存在と同時にちょこの記憶がみんなの中から消えていた。はじめから存在してなかったことになっていたかというと「胸にぽっかり穴が空いた感じ」(ゆりぴょんの談)というように明らかにうっすらと各人の頭の片隅に名残がある、でも記憶操作があったというとそれもどうか…Aパート丸ごと使ってちょこがいろんな場所で、いろんな人と関わってたことのおさらいは十分出来たけど、実際何が起きていたのかはハッキリせず。前話でちょこが消え行く衝撃を見たのがゆりぴょんだったことにも特に深い意味があったわけではないらしい。OPで既に2週間くらい経ってる描写だったから、すべて謎。もっともこの辺はあとから考えたことで、Aパートの時点ではあんなに派手な散り方をしたちょこがそう簡単に戻ってくれるとは思えなかった。
Bパートに入り幾度も去来する絶対妹だよね!流産した母親のすまなそうな表情…神様(ここの神様は善い人なの?by岬ちゃん)僕に妹を下さいの回想。Aパートといい若干くどい演出。はるまは白紙の絵日記を見て大切なものを失ったことに気付く。大切にしますといったのに自分の心無い一言がちょこを消してしまったことも。はるまはひたすら念じる。妹ができたらイイナ!の結晶体=ちょこを構成していた思念(緑の粒で表現)がはるまから発せられ、やがてはるまは管理人さんからちょこがつばき荘で待っていることを告げられるのだった。前回はすごいことをやってのけた割りにはわずか一話で皆の記憶もちょこも元通り。あんちょこだけに安直!?な感じは否めない。
しかし割りと今までもエピソードの回収も丁寧で現実主義な筋書きも多かったことだ。最終話「ハッピー・クリスマス」何かあるに違いない。第1話でちょこがクリスマスプレゼントとしてはるまに贈られ住むようになって一年経っての最終話だ。ただ昨年クリスマスプレゼントだった子が今年クリスマスプレゼントもらいましたって絵日記に書いて大団円では上手く行きすぎではあるまいか?元を糺せばちょこがいる日常がイレギュラーだったはず、ならばちょこはやはり…ホントどうなるんでしょう?しんみりか、笑いか、はたまたオチで閉じるか、最終回って難しいなあ(笑)