おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜第41話「ゴールできたらイイナ!」

もうゴールしてもいいよね?by駆

マイメロも今春ゴールするのだろうか。昨年と言っても少し前心に期するものがあるといった駆だったが、なんと陸上短距離それも100メートル走で優勝する、したら告白に踏み切るという決断だった。大胆というか、若いねえ。若いってイイねえ。まだ若いけど二十代になって、これしたらこれしようっていう思考よりもしこうだったらこれ止めようとか逃げ場とか足場作るようになってきて、何かすごく新鮮だった。タイムは10秒80だったがたしか中学の時クラスに10秒60台出せる人いたな。100メートルだったらあれこれ考えたりクロミが魔法かけてる暇はないはずだが、勝負に関してはしっかりコロリした後仕切り直ししてすっきりつけてたんでとてもよかった。見事0.05秒差で小暮の勝利。ライバルも意外と爽やかというかここはスポーツマンシップに乾杯だな。しかし告白した小暮の勇気以上に驚いたのは、ここまで告白してクラスメイトから祝福される男・小暮は愛されていたということだ。そもそも随分見た顔がたくさん揃ってるなと思ったものだが、小暮の人柄の為せる業か。しかも潤はしっかり退場させておいたという好演出。
フラットも真菜も泣いていたがそもそもこの話がゴールとしたときスタートはどこかというと1期の20話流れ星の回と言えるでしょう。昨夏、流れ星を見た相手と一緒になれるという流れ星フラグ、柊先輩と見るはずだった流星を歌ちゃんと見たのは、悪夢魔法のホラーカオスから歌ちゃんを救った、当時急上昇キャラの小暮駆だった。この時の本書いてたのが今回の江夏由結。以降学園カオス×ラブコメ小暮が想いに目覚める1-29話、歌の一昨年誕生日1−33話、先に幸せに…森内×加納カップル誕生2−27話、歌の昨年誕生日2−34話などを担当、積み上げて今回ゴールの話を書けたというのは感慨も幾許のものだろうか。江夏さんはどうしても美紀ポエムのイメージが先行するが、駆絡みの話を振り返るとほぼキャップの山田隆司氏かどちらかが書いているようだ。
2年を総合すると一期目は断然優勢も二期目身動き取れない柊恵一、代って登場もただの噛ませ犬&負け犬の潤に比べ有利なのは言うまでもない。歌ちゃんとくっつく人が居るなら駆だろう。クラスメイトの喜びようはいわば二年見た人の投影とも取れる。昨年の4クールめは恵一派×小暮派でどっちが歌ちゃんとキスできるかと思ったら二人がキスしたりして熱かったものだが、今年は無風といえそう。ウサミミの秘密を持つ恵一さんもクロミに手を貸してる潤もそれに気付かれた時の歌ちゃんの反応を考えれば未来は期待できない。いくら恵一派でもまた続篇補正とかでノーサイドになられてももう一年はギャラリーがもたないので幸せな結末を盛大に作ってあげたらいいんじゃないかな。オチは調子に乗ったフラット君がマイメロにフラれるットといいよ(笑)