アマガミSS 第16話(七咲逢−4終)「コクハク」

水着?いいえ、全裸です。
七咲編最終章、なんとか観ることができました。
ラストの混浴温泉シーン、よかったですね。演出だとしても湯船にタオルはいかんだろうとか、橘さんは本当に水着を着てると思っていたのかとか突っ込みどころはあるけど、すごくよかった。特に尻が最高。今クールスタートのアニメではもっとあからさまなエロ描写をしているものもありますが、冬の山中の温泉でしっぽりと水着がデフォの子が大胆に迫るというシチュエーションが最高。温泉シーンに関しては、先輩のバスタオルももじゃのベッドインも紗江ちゃんの映画館も見事に超えたと言っていいでしょう。
ただ4話全体の脚本を考えると、味噌ラーメンは入れるぞ、ブランコは入れるぞ、温泉は入れるぞという心意気は伝わってきたけど、つなぎとバランスはかなり粗かったです。今回で言うと、Aパートは学園祭で二人がおでんを売ることしか描いていないのに割いた時間が異様に長い。しかも純一と逢の仲を掘り下げるでもなく、ほかのヒロインの描写とアマガミSSの“時を喰らうもの”こと茶道部の二人との微妙なやり取りで時間が空しく過ぎていくばかり。15話ラストでのプールに飛び込むシーンを駆け足にせず16話のAでじっくり描くとか、温泉パートをAに持ってきて温泉に行った濃密な夜や数年後の二人を描くとか方法はあったはず。温泉という最強のカードで雑音を称賛に変えることはできてますが、待田さんの紗江ちゃん脚本と比べると巧拙の差が出てしまったように思います。あと、最終的に弟が出てこなかったですね。ただ七咲の魅力は十分に出ていたし、温泉シーンはおそらく全パートが終わった後にこの作品のハイライトシーンになることは間違いないです。
次回からは誰の脚本になるんでしょうかね。桜井なのであまり期待はしてないです。また茶道部の二人ばかりが出てくる思うとちょっとなあ。それより東雲版コミックスの絢辻さん後篇がまもなく発売なので、それを読みつつ絢辻さんのターンを待つことにします。

アマガミ 2―Precious diary (ジェッツコミックス)

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