あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第02話「ゆうしゃめんま」

視聴継続決定。良いアニメに出会いました。主人公たちの悩みや葛藤を正面から真剣に描いている感じ。
等身大の少年少女って使い古されたテーマだが、ここ数年あざといエロ・萌え、ギャグ要素、ほのぼの日常系がもてはやされたこともあってかすごく新鮮に感じる。安易にパン見せとか胸チラとかされるより鳴子の肩出しのほうがドキッとくるのだから。
今回は主人公たちの今と過去をつなげるキーアイテムがノケモンだったわけだが、元ネタに忠実すぎるくらい描写が細かいのがまたいい。私はちょっと世代から外れているが、ピンポイントで小さい頃の記憶がわいてくる人も多いだろう。あれはゲームボーイカラーかな。
今はよほど山の中の話じゃない限り、虫取りしたとか公園で遊んだとかよりリアリティがあるし、こいつらマジで集めていたんだなって感じが伝わってきた。疎遠になっていた仲間がゲームでまたつながれるなんていい話だよな。もともと地味子でチャラさを装っている鳴子と仁太にしか見えない死人(しびと)で人気者で不思議系のめんまの間の微妙な思いの交錯もいい感じだ。この二人にメガネの勉強一筋の子がどう絡んで来るのか。
テーマから見ればこっちのほうがtrue tearsに近いという某所の書き込みもなるほどという感じがした。アニメ会社・舞台つながりの「花咲くいろは」ともども今後どう展開していくか、期待は大きい。