あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第8話「I wonder」

息を呑むような展開。めんママが思っていたことはおおむね先週の予想通り。でもこれでじゃあ説き伏せよう、じゃなくてそれぞれの葛藤に焦点が移るところが素晴らしい。めんママのこともじんたんと親父の関係やめんま弟からの視点を交えることでただ病んでるだけじゃないところまで掘り下げられていた。めんま弟も自分に目を向けてほしい時代を淋しい思いで育ってきたのだろうな。
ポニーテールがかわいいあなるやゆきあつの思いも抑えきれず、じんたんにぶつけてくるようになった。めんまが唯一見える自分だけで願いを叶えようとじんたんはバイトに励みまくるが、超平和バスターズ内には波紋が広がってしまっているし、めんまがあちこちに電話(結果的にいたずら電話)をかけてしまって収拾がつかなくなる。そろそろじんたんの芝居に付き合わされるのも限界というムードが高まる秘密基地にじんたんが現れた。
しかしゆきあつの怒りも哀しみもよくわかるが、怒鳴ってつかみかかる演出は怖いな。皆マジになってるのにまだめんまの妄想でお茶を濁そうとしていると思われていたら当然の反応なんだろうけど。絶体絶命のじんたんにめんまは今の自分の思いを日記に書いてバスターズの皆に見せたのでした。皆の信じられない反応とめんまの笑顔でいい感じの引きだったな。
よくよく考えるとなぜ今まで筆談しなかったとか、めんまフォントは巷に出回ってるでとか思わなくはないが、ようやく信じてもらえたとしたら、めんまはリアルにいるか、じんたんの脳内妄想かで割れていたバスターズがその点においては一枚岩になるということだろう。「あの日」めんまに何があって、バスターズは何の罪に苛まれてきたのか明らかになる日は近い。