北の大地に深紅の優勝旗!夏の扉の向こうに輝く栄冠、そして伝説へ・・・―第86回大会・16日目〈終〉

第16日目《決勝》
準V 済美(愛媛) 10 - 13 駒大苫小牧(南北海道)V!!

旃檀林キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!

感激、ひとしお。こんなに嬉しいことはない。

今年は例年になく試合を見続け、初めてブログを使って観戦記も書いたがそれも報われた。

その夏の最後に過去最高の劇的な決勝戦、難攻不落の済美高校を見事に破り

正真正銘の「津軽海峡越え」を現実のものとした駒大苫小牧

昨年すり抜けていった初勝利を掴むため、日々練習を重ね

今年に再びやってきた甲子園でよくぞここまで…!

打線の長打力、振りのシャープさ、積極性にバントの正確さ

村田の佐世保実、松島の日大三、涌井の横浜、佐野の東海大甲府、そして魔法の済美

これらの高校を破り、勝ち進んできたことをまぐれだなどと今は誰一人として言うまい。

そして当ブログ、最後の注目投手は駒大苫小牧鈴木康仁投手。

  • 背番号「11」でいつもリリーフ、打たれるし失点もする

今日も出てきていきなり押し出し、それからも集中打を浴びる場面も数多く

  • だけどいくら打たれようととにかく攻め続ける、余計な四死球は出さない

3点を勝ち越した終盤、Vへの道は全て鈴木投手の左腕に懸っていました

9回表二死鈴木は走者を出し済美の最強4番鵜久森に回してしまいますが

  • そして大事な場面は必ず抑えて勝利に導く

渾身の直球で鵜久森をショートフライゲームセット。「気合」が「魔法」に勝った瞬間、彼は毎年全国高校球児の中でただ一人しかなれない“優勝投手”になりました。

鈴木投手、おめでとう。貴方はまことの勇者だ。

駒大苫小牧#11鈴木康仁
7回1/3 打者37 球数126 被安打16 被本打1 奪三振4 与四死3 失点7 自責5

第86回全国高等学校野球選手権大会・優勝校
駒大苫小牧高校歌

作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰

新人立てり 立てり 竹は波うつ
晴れたり この空 この我が駒澤
漲(みなぎ)る緑は光と渦巻く
旃檀林(せんだんりん) 旃檀林
時代は正(ただ)しく飛躍し来れり
捉えよ輝くこの現実
我等が校旗は雲と起(おこ)れり