新声優はわさび入りドラ焼き・ヒカルの碁風味
ドラえもんの新声優の概要が発表
「藤子氏亡くなってから変わってしまった」とか「あぁ いいな！微妙」と感じつつ昨今はいくらか離れていた『ドラえもん』も現声優陣での放送がもう数回だと知ってからは、来週噛み締めて観てるんですが、ついに出ちゃいましたね。声優交代発表時に↓のようなことを書いています（何書いたっけ）。
ドラえもん役に就くことになった水田わさびはヒカルの碁(TX系/2001.9〜2003.3)で一度目にしたことがある名前。福井雄太というのほほん系な院生という脇役だったが芸名のインパクトで憶えていた。ヒカ碁からは藤崎あかり役だったかかずゆみもしずか役で抜擢。サザエさんのワカメ3代目の津村まことも筒井公宏役で出ていた。そんな2人が同じ人の声を分担することになるとは。他作品でも主人公進藤ヒカルの川上とも子は遙かなる時空の中で〜八葉抄〜の主人公＝元宮あかねだし、伊角さんの鈴村健一は種デスの主人公＝シン・アスカで活躍中と来ればヒカ碁の声優だけで一大センセーションを起こしていると思われている方ももしかしたらいるのでは？関智一のスネ夫もプリキュアのちっこい奴の声出せば全く問題ないと思うが、他の仕事は減りそうだ。のび太役は全く知らない。
一番マズイのはジャイアンを中2の少年に任せることだと思う。企画者が一番の目玉に掲げたい魂胆が丸見えだが、他の役ならいざ知らずジャイアンは一番人生を知る人がやるべきだ。というのはジャイアニズム、ジャイアンリサイタル、ガキ大将、いじめっ子、心の友、剛田雑貨店、逆らえない母への恐怖、暴走する無償の妹愛、内に秘めたデリケートさ、歌手への夢と浪漫…いくら賢い子でも今はこれを体感ましてや体現できる時代じゃない。でもこれを一つでも分からない人は剛田武をやる資格はない。それ以前に若返ったとはいえ30代前後の声優相手に理不尽に凄んだりできるものだろうか。
木村昴という人間をジャイアン役に本気で据えたいのならいっそ年齢はシークレットにしたほうが良かったと思う。公にしたことで既に大多数の人に“新ジャイアンは14歳”という固定観念が植え付けられてしまった。子供に近い目線でやってますとか、経験浅いから勘弁してね、日々が勉強です、鍛えてますとかだったらファンの一人として絶対に許すまじ。
ところで木村昴氏はとんでもない十字架を背負うことになった事の重大性に気づいているのだろうか。
モーニング娘。の八期メンバーになることですら粉塵のように思えてしまう大任と周りの重圧…100％ジャイアン精神の持ち主でなきゃマジでやってられないポジションだな、これは。
