今夏初の注目!林裕也主将率いる駒大苫小牧が大逆転勝ちベスト4

《準々決勝−1日目・第2試合》
鳴門工(徳島) 6 - 7 駒大苫小牧南北海道

こんにちは、私は駒大苫小牧林裕也主将の大ファンです。昨年の横浜高校戦のサイクルヒットの試合を観てその時からバッティングセンスと甘いマスクにメロメロディ…あ、いや、キャプテンとしてチームを鼓舞する姿はとても頼もしく感じます。一試合でも多く甲子園で輝くアナタを見せてください。

  • はい、22歳東京都の♀(仮)からの応援メッセージでした。放送席にお返しします。

今年の駒大苫小牧は、今年のチームというここまでは見てきました、といってもベスト8までの聖ウルスラ学園(完封勝ち)、日本航空高校(13点で圧勝)という結果では今ひとつ読みきれないというか、貫禄は感じるしチーム力は高そうだけど昨年のような茨の道の勝ち上がりを知っているものとしては実際どうなんだろうと思って、今日の試合を観ていました。
先発は一回戦好投の松橋投手ですが、一回から速球を狙われ2失点してしまいます。恐らく鳴門工は先発松橋を読んで対策バッチリという感じでした。そのウラ駒苫先頭の林。何かやるだろうと思ったら、初球先頭打者ホームラン。すげぇ。しかし3回にも3点目を失った松橋投手は結局見切られる形で2年生・背番号11の田中将大に交代、この采配は正解で田中は全くランナーを許さない好投を展開。しかし鳴門の先発田中曉(アキ)の投球に1番林と5番青地、6番岡山以外は術中にはまり全く打てず打線は2〜4番と7〜9番で寸断。林の出番にランナーはなく、林が出ても後が続かず。ちょっと林を買いすぎてるように聞こえるかも知れませんが彼は本塁打以降も田中アキ投手より完全に捕えていたし、追い込まれてもどこか優位に感じたので。試合が完全に硬直状態で、このまま投手戦で終わるのか、いくら田中将大が頑張っても3-1のスコアのままではな。そこで試合が動いた。七回二死、田中将大が業を煮やしたのかクリーンアップに連打を喰らい、6-1に。まあここで万事休すかと思った、普通に。打線繋がらんもん。連覇ならずとかあちこちで言われるのか、今年は今年のチームなのにな、とか。
しかし七回ウラ、先頭の6番岡山が相手の隙を付いていきなり三塁へ(記録:二塁打+エラー)。7〜9番は安パイ扱いされていたが、7番に代打送って死球出塁、8番小山タイムリーで6-2 、9番田中が送ってここで初めて二、三塁にランナーを置いて林に回すことが出来た。もちろん林もようやくチャンスで自分の打席キターという感じだったろうから当然逃さない思っていた。2点タイムリーで6-4。ここからキャプテンの思いが通じたのか、2番五十嵐がポテンヒットでチャンス拡大、3番辻はショートゲッツーでダメか思ったらお手玉エラーで6-5、4番本間2ストライクまでは全く希望の持てない扇風機だったのにセンター前に打ち返し6-6同点。5番青地死球のあと、6番岡山が上手く拾って勝ち越し犠牲フライ6-7。アキの攻略に成功。一週間前のドラゴンズの井川から1イニング9点の逆転劇ヨロシク、試合というのは最後まで分からないものだ。田中将大は立ち直り八、九回を抑え6-7のまま試合終了。またあの校歌が聞けて嬉しいよ。次の準決勝は東北高校との対決が見られたらイイナ!