おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜第45話「チュウできたらイイナ!」

また  801  か

  • 歌「先輩!先輩はもっと潤君のこと見てあげてください!潤君は、潤君は…(涙ぼろぼろ)」
  • 恵一「夢野君…」
  • 潤「歌ちゃん、こいつに何を言っても無駄だ!俺はどうせ、独りなんだ〜〜〜(ギター掻き鳴らし暴走)」

50話くらいにはこんな修羅場が今からでも目に見える…そんな昨年の悲劇をなぞっている展開。これは正直賛否分かれると思います。私はちょっとマイメロにしては守りに入ってると言うか、前シリーズの好評ネタに甘えてるんじゃないかと思うんですが、寅さんシリーズを作られた山田洋次監督はよく筋書きがマンネリじゃないのかと言う問いに対しこんな譬えをします。「お客さんはこのラーメン屋のラーメンが食べたくて映画を見に来るんだ。作る側が飽きたからといって味を変えてしまったらお客さんはガッカリするだろう」48作続いた映画をマイメロに譬えるのは無理かも知れないですが、昨年末のサンタネタや今回の駆と柊(今年は弟)のキスに代表されるように、観る側が待っているものを呈示する手法と言うのも大事なんでしょうね。作る側から見る側に背を向けてしまうと言うのも淋しい話ですし。
先にプリキュアからの挑戦状と書きましたが、山本コーチがドMでマイメロママを撃退してしまうネタなんか実際マイメロママ好きな人はその気があるのを知っての確信犯なんでまあこんな狂ったアニメ(褒め言葉)とは視聴層が被ることはないね!
さて、ダーク化した潤ですが見事に恐れられていません。変態やクロミさんからはもちろん歌ちゃんたちからも思いやられてるようである意味ナメられてる感じ。昨年はダークな柊変態が登校するシーンもありましたが殺気立って誰も近付けなかったのに比べれば甘々もいいとこ。さらに中の人の演技が今ひとつ変わり映えがしないので、台詞や呼び方で何とかしようと言う腐心の跡が。極めつけは歌ちゃんにキスを迫る時のタコ口で、あれはバクのパロディーのレベルw
パワーアップした悪夢魔法のネタは全部無印が初出で小暮のワニが柊邸に忍び込む43話、真菜のちびメロは手伝ってくれたらの25話、美紀の柊ヅラのバクは一番古くて7話。バクのおかしな仮装は確かこれが最初だったと思う。あのグルグルはスクールランブル二学期の2ndエンディングっぽいか。

次回負け組み祭り46話「チョコをもらえたらイイナ!」

昨年はなかったバレンタインネタ!ということで楽しみですが、負け組み男児不二家の社員にとっては鬱なイベント、そこでクロミさんが黒音符のコンプを狙います。クロミさんといえば来週プリキュア5でキュア・ルージュの初変身もあるのですが、こちらは大詰め。そしてあと一個=リーチのところで今年も来ました白山祭り!何かえらい久しぶりのような気がしますが、やはり白山あってのマイメロ、是非最後の高井戸は白山銀行でお求め下さい。琴たんも正月以来の登場です。

歌ブログ第10回「歌ちゃん、歌について語る」

最近仕事もノッている感じの片岡あづささんがブログで自分の歌についての話をしています。なんでも「そもそも声優なのに、なんで歌うんだろうと思ってた時期がありました」そうで。確かにひと昔前はそれが正論だったけど、今はキャラソン全盛の時代ですから、当然主役ともなれば避けて通れないわけで。
でまあ、自信がないとか抵抗があるとか申し訳ないとかいろいろ本音で書かれてるんですが、今回小十乃チャン(片岡さんが演じてるSaint October主役)のキャラソンの歌入れで踏ん切りがついて「わたしにしかない何かを見せたい」と思えたそうで。
今オンエアされてるSaint Octoberのオープニングを入れたときは迷いがあったのか、と思い巡らせてしまうのですが、いいことですね。「わたしにしかない何か」=ぴちぴちボイスという武器に気付かれた今、きっと怖いものはないことでしょう。残念ながらくるシャに入ってから夢野歌としての新曲はないのですが、来期は歌う歌ちゃんをもっとアピールして欲しいものです。