銀魂 第59話「傘の置き忘れに注意」

先週はkizasiのキーワードトップ10にランクする程好評のの紅桜編の二回目。シリアスシリアス言われてる紅桜ですが、中篇に当たる今回は想像してたより人情ものだったり、鬼兵隊のパロディ要素が強かったりで高杉VS銀時もヅラの行方も意外と来週までとっておきなさい!って感じで、武市変平太のキモいにもほどがあるロリコン、じゃなくてフェミニストwぶりばかりが際立っていました。長編ものの難しさかな、いろいろ説明も入ってくるし。
しかしアニメ化放送一度しかない紅桜編でも今回は銀さん寝てるだけだし、アクションも少ないし、とにかく来週に全力かけてるから今回は全力で作画外注しちゃうってどうなのよ?作監佐藤さんとか宮脇さんとか来るのではという期待もあっただけに…なんか声優さんの演技に微妙に付いていってなかった。淋しい、何がってまた子がさっぱりエロくなかったことだよな!いくら変平太の眼中になくても、際立たせるところはもっと思い切らなければ、刀に魂を込める鍛冶師じゃないがボティが魂が入ってないんだ(これは今週の鉄子にも言えることだ)。だってラスト(あの挿入歌は何?)の雨の中、傘を差して銀さんとすれ違うお妙さんのほうが何かドキッとしたんだぜ。あのお妙さんにといっては失礼だが、来週のまた子は別人28号に見えてもいいからもっと魅せてくれよ。
もう少し銀さん×お妙さんについてだが、ふたりのツンデレなやり取りが最高だ。銀さんに「そうだなぁ」としか答えられないようにしているお妙さん。本当は「あなた止めたってどうせ行くんでしょ、行くって言いなさいよ」「お前に言われんでも分かっとる」みたいな感じなのに、最後まで意地張って奥床しくでもちゃんと互いに分かってることはこっちにもじんわり伝わってくるテイストを上手い加減で出していると言いますか。普段はいつも脇に新八がいてツッコミが入るから、ふたりだけのシーンは以外に稀だというのもポイント。稀と言えば新八×エリザベスのタッグもそうで、先週中の人が牙を剥いてから完全な上下関係になり悠然と立て札で指示を与えるエリザベス先輩だが、最後は自分が敵引き付けて新八に「早くいけ」と泣かせる展開。桂さんに一番会いたいのはエリーなのに、エリーいいやつだよ。ただ「俺の屍を越えていけ」は目を凝らしてもなかなか見えない。分かる人に分かればという演出?とも考えたが、原作にもあることだし普通に演出と作画が拙かったんだと思います。

次回60話「陽はまた昇る

そのサブタイ、一番好きかも。いわゆる銀魂流の“訓”ではなのかもしれないけど、こういう「朝は来るじゃないですか」的なことで自分支えてないとやっていけない世の中だしね。今週は銀さんもヅラも高杉も紅桜も作画も不完全燃焼というか雌伏の時だったので、次回は今週のお釣りが来てこっちも胸張って素晴らしいって言えるくらいの完結編期待してますよ。ではまた来週。最近日の出が早くて、ちょっと深夜アニメにお付き合いして起きてると、すぐ明るくなって焦るから、サマータイム導入してもらったほうがいいのかもね。