アイドルマスター XENOGLOSSIA 第10話「不協和音【雑音】」

真っ黒に焼けた肌からようやく元に戻ったいおりんがiDOLネーブラのマスターに指名され挑戦するも……な話。前に失敗して春香に噛み付いてからはネタキャラの位置に収まっていた彼女ですが、楽しんではいても彼女にとってはひとつの仮面。誰だって飛びたいんだという純情な気持ちが伊織の普段は見せない(劇中では誰にも見せてない)素顔からひしひしと伝わってきました。それだけに彼女がたどった結末はあまりに切なかった。いつもは気丈な伊織だけに。今週に限ってちょうどやよい(小清水)が出てきてないわけで本気の30分という感じでした。
先週春香のアイドルには心があるんだもの!発言に心を動かされ、モンデンキントへ戻ってきた双海亜美さん。しかしアイドルには心があるんだもの!議論はまだ決着がついたわけではない。今度は双海さんと菊地真の間でバトルが勃発。春香の説得というかインベルインパクトが相当のものだったのか春香は見事に論客を自軍に引き入れ、さらなる取り込みに奔らせていた!今週の春香は余裕かましまくりで、双海さん推薦のネーブラ挑戦者の伊織とこれまでのマスター・真さんがネーブラで対決するのを横目にインベルは自分出対抗馬なしなのをいいことに「伊織ちゃんがんばれ〜」と戦いを煽る始末。あそこはさすがに空気嫁バカリボンと思ったが、もし春香と双海さんが伊織を使ってアイドルには心があるんだもの!に賛同しない真さんをアイドルマスターから外す作戦だとしたら二人はかなり黒い。伊織思いっきり使われただけやんか〜しかも未遂に終わって傷ついたのは彼女だけ。これは考えすぎだろうけど(笑)
でも双海さんは現場復帰一回目とは思えない信頼をバックにした辣腕振りでネーブラに関してはのびしろを買えば伊織、安定感と経験なら真という感じで要するに若手とベテランどっちを使うかという野球の采配でも答えのない永遠のテーマで上層部を説得。これまで真に任せていたのを双海新監督がやってきていや私の方針はこっちです!という感じだったが、伊織はホントに本人の過失でポシャッたのかね?なんかパスワードでハッキングされたっぽい描写があやしい。誰とは言わないがモンデンキント内にも春香の台頭や双海さんの復帰をよく思わない奴がいて、敵の組織よりはいろいろ有利といえど一枚岩ではないんだろうな。