Myself;Yourself #11「告 白」

もう殿堂入り確定。なんと!
双子が駆け落ちに成功しました。
佐菜のハヤテのごとき追い上げも空しく、しかもこの決断をアシストしたのはあの星野さんでした。中原麻衣が黒すぎて逆に気持ちよかったわ。
星野さんは朱里と百合の関係を望んでいて、鄭重に断られてこの後も普通のトモダチでいてくれたことに逆恨みって、朱里は最善尽くしてるのになんとまあ。星野さんと朱里にそんな過去があったのは意外だけど、修輔がよく知ってるのは双子だもんしゃあないだろ。もしそうでなければホントのじぶんを出し合ってそういう関係もあっただろうけど、それはないだろうな。朱里は一件そう見えないけど敵を作りやすいタイプ。病室での朱里と星野さんのやりとりはやれば見ものだっただろうが、下手に作ろうとすると脚本がまた黒い血を流させたりするので自重。
まあ最低タレコミの手紙と黒板の傘自分が書いたって言えば、朱里の絶望もMAXに達するわけで。しかしこれの犯人は義母と見せかけて星野さんとは、見事に騙されました。でも人は誰しも仮面を被っているし、一番友達になって欲しい相手に友達の一人としてしか接してもらえない辛さも分かるんで、恨みに駆られたらああいうことやるのはどうかと思うけど星野さんを責めたり嫌いになることはありません。もしそうなら神過ぎると先週感想で書いてあったサイト見ましたけど、本当に神でした。
そして駆け落ちですが、普通佐菜が感付いて自主早退→チャリぶっ漕ぎ駅に間に合うとくれば、「俺と菜々香がいるじゃないか!修輔のバカ野郎(殴ったね)」とか言って引き留めて元通りって言うのが凡作の脚本だが、そう行かせないのがすごい。マジで子安とゆかりんはあと出番ないかもしれない。回収対象自体が菜々香(来週はやっと小清水メインか)と佐菜の諸々の謎に移らないと間に合わないというのもあるが、こちらもバッドエンドの可能性が高いならば、帰ってくることもないのではないか。帰ってきたらそこにとんでもなく変わり果てた○○が…とか。結構二人は覚悟決めてたし、もう誰にも邪魔されない逃避行なのだから下手な後日談はなくてもいいのかもしれない。金朋は5人の絆が…と嘆いていたけど、佐菜と菜々香の関係だって崩れてたわけだし、いくら幼馴染とは言え惰性で学校で一緒にいたり、遊び行ったりしてもそれが分かり合っていることとイコールじゃないってこと。そういや今週も雛子が出ませんでしたが、あの子修輔に気があったんじゃなかったっけ?
次回いよいよ火事の犯人か。セフィロスみたいなおじ様(予告カットもセフィロスっぽい)が本命だが、素直に来るとは考えにくい。これは他所で見たことでさすがにひどいと思ったんですが、ないとも言い切れない佐菜に気付いて欲しくて菜々香が自分で火を放った→記憶が飛んで忘れてる説。あと佐菜が母親に電話しているのは一人芝居という説もあるね。ポストの回以降エアヒロイン化が目覚しい菜々香がどういう伝説を刻むのか。あと二回必見であります。しかし二週前遊園地へ一緒に行った相手が一人は負傷&黒化、双子は駆け落ちで消えてしまう超展開はアニメンジャーや電波将軍もビックリだよな。今思うと最後の晩餐と呼ぶに相応しいエピソードでした。