ef - a tale of memories. 第11話「ever forever」
- 粗筋
- 千尋の小説が完成した。駅で報告する千尋はレンジ君に感謝し、お礼がしたいという。レンジ君はデートの申し出をし、“1日だけ”お試し期間で2人は明日、恋人になりデートをする事となった。千尋は小説はデートのあとに読んで欲しいと付け加えた。レンジ君が読んだ時点でこの小説は完成する…
感想が遅れました。確かにリアルタイムで見たのですが、3時に観終わって眠りに就き、10時に起きて何か書こうとしたら、今回は10話の逆で全編千尋＆レンジ君パートつまり広野君争奪戦メンバーは何も進まなかったな、修羅場期待してたのにくらいのことしか思い浮かばなかった。7時間以下って千尋より記憶保持時間遅いじゃん！ってことで今回のテーマは“記憶”。
改めて今夜は千尋の話だけと解って観てみると、ああこういう話だったのかと。そうでなくてもefは何回かリピートして見るといろんな発見が楽しめる話です。Aパートのデートシーンはレンジ君にとって今まで付き合ったことへの報酬に相応しい幸せの絶頂。千尋もおめかししていつもより明るく素顔を見せている感じ。悲しくないコメディ映画のラストがハートフルで大泣きの千尋。泣き上戸かはたまた幼さゆえの泣き虫なのか。「顔洗ってきます」はめっさかわいい。「まさかラストがああ来るとはね…」とはレンジ君。この時彼のこの回のラストに何があるのかは…っとそれはまだ言わない話だ。レンジ君は千尋が取れずまた泣いてしまったUFOキャッチャーのぬいぐるみを意地でゲットしてあげた。おそらく2000円くらいは使ったなと思うのですが、イケてる男はUFOキャッチャーの商品の一つや二つはとれる技術は持っている、これ間違いない。映画館、ゲーセンと来て次は海。多分あの砂の城つくってレンジ君が壊した海。しかしここがラストデートスポットではなく火村氏から預かったカギを手に学校の屋上へ移動、物語は動き始める。
屋上に行っても夕日を眺め、寝転がるレンジ君と千尋…千尋の脇には彼女の脱いだ衣服が…間違いなく結ばれたのです。そして千尋、意外と胸ある。景より千尋が先とはね。キスでは止まらないのはefクオリティーもとい男女の性。構内に戻り夜10時、千尋の記憶が朝あったところからデートの思い出が消えていくことを恐れるレンジ君。12時になり二人のデート(お試し期間)は終わった。レンジ君はいよいよ小説を読み始め、千尋は日記を読み返すと屋上へ上がって行った。きりのいいところでデートを切り上げておけば良い想い出だけでよかったかも知れないが、レンジ君は小説へ千尋もその小説の感想を非常に気にしていた。
レンジ君が読んだ結末には小説の女の子が絵に入ることもなく(ハッピーまたは逃避エンド)、男の子が絵から出てくるわけでもなく、絵を全部焼いて、城を焼いて、女の子は身投げすると言う業火の結末＆(普通に行けば)バッドエンドが書いてあった。「女の子は世界に一人、だから彼女は神様だ。」
ここからが衝撃のラスト
- あの女の子は私たちだったんです
- 小説を書き終えたら消えようって
- 好きですと言えるうちにお別れしたい
好きだけど、これ以上はもう一緒にいられない。こんな私ではレンジ君を不幸にするから離れる、と千尋。もちろんレンジ君はそんな千尋の急変を受け入れるわけもなく「いやだあぁぁぁぁ！」を連発するのだが、千尋本人としては小説の完結＝レンジ君との別れは小説を書きながら決めていたことで、すっと消えようと思ったけど、レンジ君とデートして体も重ねることも出来たと。もうこれ以上何を得ようなどということもなく…3話のどうやって消えればいいかだけ考えていた千尋はレンジ君との交流、小説の影響を受け前向きに小説を書くなどの積極性を得たようにに見えながら、続かぬ愛情、消える美しさ、絶望への憧憬の念を心の深層では深め、心がそれを小説にして表すことに勝ったようである。
千尋はレンジ君と合ってからの日記をsolaにばら撒いた。あんなに大切にしていた“命の証”とまで言ってた日記…自殺行為だ。そこまでして千尋はレンジ君との思い出を消し、終わりにする事を選んだ。
レンジ君は飛び交う日記を全て拾えるでもなく、ていうかデートしたけど小説出来たらポイ？みたいなずっと記憶を背負っていく彼のこの先のほうが心配です。火村さんは「忠告したはずだ」でFAだし。
あと二話は広野争奪！みやこVS景がメインで行くか。千尋×レンジ君はこれで完結じゃないだろうか。もう二人が交わらなければ。
