銀魂 第86話「羊数えるのに夢中になったりして、結局眠れないことが多い」

総悟「気に食わねえ…」

土方、ハードボイルドォ!ってそれは先週までの話だったか。総悟と土方の関係ってミツバ殿絡みで実は根が深かったんだなあ。最初はドSの総悟が硬派の土方に突っ掛かってるプレイにしか思ってなかったけど、何事にも隠されたドラマってあるものだな。過去は銀さんが一番背負い込んでそうだけど、総悟もそういうものを時には割り切り時には押し殺してサド王子を演じてきた感じ。土方が柳生編で回想した通り、近藤さんの道場には総悟が最初に通っていて後から土方がスカウトされてきた。近藤・土方・ミツバが同世代で意気投合しても一回り下の総悟は弟扱い。しかも今は土方がNo.2の副長でミツバ殿とちょっとした関係にあるとすれば、面白くないのは当然だ。新八−お妙−勲の三人と構図は同じでも、総悟−ミツバ−土方はどうにも大人で儚げであり哀しい香りが漂う。
土方が突き止めた攘夷浪士への武器横流しの嫌疑のかかった貿易商こそミツバの婚約者だった。しかも土方に会うなり倒れたミツバは入院、病気に冒され時間は限られている。総悟はせめて姉貴に幸せになって欲しいと土方に捜査の日延べを懇願するが、土方は取り合おうとはしなかった…
なんか時代劇チックでもありながら、いつもの銀魂では考えられない差し迫ったやり取りが心を揺さぶる。総悟・土方の交錯する思いはミツバ殿にどんな未来を見せるのだろうか―
ショタ総悟も登場しましたが、姉貴の前でキャラチェンジする今の総悟=鈴村の弟演技がかわいい。本来彼の声はこっちのほうが合ってるんだよ。僕とかあれだけど。ミツバ殿は島本さんでしたね。もっと若い声優さんを想定してたから最後まで分からなかった。割りと抑え目に演じていた印象です。婚約者は譲治だし、ベテラン起用で手堅く来た感じ。後はネタも結構あって甘、マヨ、ケチャと来てミツバ殿は無類の辛党。カプサイシンとか体にいいんじゃなかったか、あれは脂肪燃焼促進だけか。マヨネーズに一味はスルメイカ食べる時に相性がいいけどね。山崎が意外においしいポジションで光っていた。ジミーなのに。で、なぜアフロ?銀さんは主役でありながら、こういう時は出過ぎずしっかり脇で見届ける側にいるというのもいい。ジャンプフェスタにチョッパーの帽子で来る22,23日の宣伝もしていました。