キミキス pure rouge 第16話「stand in」

作画が生み出す快調な展開と揺れ動く心の描写で安定感をつけ1月を終えようとしているキミキス pure rouge。デフォのリアルタイム実況が出来ず、感想も今日にずれ込んでしまった。今週は冒頭からいきなりのサックスでした。
摩央姉は光一と星乃さんのキスシーンを見た足で、サックスのライヴに行っておりました。サックスの出番には間に合った摩央姉だが、どれだけ耳に入っていたことやら。しかしサックスがサックスを吹くシーンはなぜかことこどくカットされていますね。本当はもっと慰めてもらいたいはずなのに、後始末と打ち上げがあるサックスをことさら引き留めもせず、摩央姉は帰途へ。帰ったら部屋で泣きとおすのは予想できたが、そういや光一の家に居候してたんだっけ。光一に海楽しかった、ありがとうと言われるのはキズの上塗り以外の何物でもなかったのです。
場面はなぜか摩央姉が光一に思いを伝えるシーン。これは摩央姉の夢、かと思ったら撮影だったか。柊監督は絶賛しているが、これ役作りじゃなくて、地だからwしかしそれを知るものは誰もいない。やがて摩央姉は動揺を始めNG連発、とりあえず星乃さんを外したのは彼女にとっても上手く行ったといえるが、果たしてこのまま撮影は順調に進むのだろうか?赤毛はお荷物すぎるというかここにいる場合ではないだろう。一方で能登が助監督的なポジションに収まりつつある。恋愛に参加させてもらえない分、撮影に情熱を燃やし始めたのだろうか…
Aパートは前話の流れを引き継いで摩央姉メインで終わったが、摩央姉の気持ちは今どこにあるのだろう?光一のために、星乃さんとの関係の後押しをするべく引き受けた光一の“劇中での”ヒロイン役だったが、蓋を開ければヒロインの演技は自分の心の迷いを掻き立てるわ、光一と星乃さんのいちゃつきぶりを見せ付けられるわで、進んでも引いても傷つくばかり、引き受けたことは後悔に値すると言っていい。

  • 摩央A 「みんなに悪いけど、もうこんな苦しいこと断っちゃおうよ。それがあなたのため」
  • 摩央B 「いやこれは近づくチャンス、光一はきっとふり向いてくれる!結美ちゃんの転校までの辛抱よ

どっちかと言う問題の前に、摩央姉は光一に恋している、まして自分のものにしたいといえる描写がないところが事を厄介にしている。今はサックスが恋人で頼りにもしており、光一に対しては、幼馴染だからほかの子と仲良くしているの見るのはなぜかとても凹む、なぜだろうという段階でしょう。最後にサックスにキス…しようよと言っていることからしても忘れるためにサックスとの関係を強める路線でいくのかと。
一方のBパートはお待ちかねの修羅場!サッカーの練習に復帰した明日夏だが、赤毛は相変わらず携帯ばかり気にしており、相手は二見さんということを言い当てられた上、実験の存在をバラしてしまった。練習をやめて帰る明日夏、サッカー好きの彼女、しかも久々にできるサッカーなのにこれは異例なことです。そこで赤毛の携帯が鳴る!

    • 咲野さんを追う
    • →電話を見る

しかし柊からのメールだった…赤毛間違えた〜そして修羅場キター!直接対決、「実験って何したの?」と直球の質問に二見さんも「×っくすKISSよ」とこちらも直球。人はなぜ恋愛をするのかと理屈を捏ねる二見さんに咲野さんリミットブレイク!まあ誰でもいい中から赤毛を実験に巻き込んだ件に関しては赤毛もまんざらでもないというかラッキースケベなのでやや言いがかりのだが、やはり「これは実験よ」とは「また練習なんだよね」とか言って、同じことやってるのに実験や練習とか言って誤魔化すのはよくない!明日夏はよく言ってくれましたよ。そして、二見さんから赤毛へ実験終了のお知らせ。今回は赤毛の知らぬところで動いた三角関係。次回はそれを知った赤毛がどう動くか?赤毛、二見さん寄りだからなぁ「お前が余計とこといったから実験が終わっちまったんだ」とか言って明日夏を責めないで欲しいけどな。真実の愛は実験室で起きてるじゃない!グラウンドで起きているんだ!みたいな。