キミキス pure rouge 第23話「miss you」

展開はスロー、作画はロークオリティに逆戻り、サックスはすっかりクラスと実況板の人気者だったキミキス pure rougeも最終話を残すだけに。しかし以前カップル成立の目途は立っておらず、まだ3,4話くらい軽く行けるような、はたまた全員すれ違って終わる可能性もあるような。だるい流れだった割りには最終話はどう転がるかしっかり楽しみは取っておいてくれた。星乃さんが退いて、光一×摩央エンドだったら後世にろくな伝わり方はしないだろうけど、それもまた一興。
学園祭は川田先生やサックスのエプロン、まさかのドアラなど見所満載でしたが、ここに来ての栗生さんの出番の多さと魅力にはやられました。さすがは中原麻衣

  • 赤毛を受付に引っ張っていく栗生さん(ツン)
  • 光一に受付交代の際、一人ぶつくさ言って去る栗生さん(ツン)
  • 映画研究「部」にビラ配りを買って出る栗生さん(デレ)
  • 柊らが作った映画を鑑賞しながら号泣する栗生さん(デレ)

栗生さんここに来て柊とフラグのような描写も。柊は多少人遣いは粗いが光一や赤毛と違って映画作りに真直ぐ取り組んできた男だからいいと思う。栗生さんが何のためらいもなく映画研究「部」といったシーンは少しジーンと来た。もうひとつのハイライトはやはり明日夏タン一世一代の告白かと。
「あんたなんか二見さんのところへ行っちゃえ!」
永く秘めていた想いはその何万分の一という時間でフラれちまったわけだが、なんかとっても爽やかだった。キスまでしたシチュエーションはttの愛ちゃんとさほど変わりない気もするのに、あっちはドロドロ、こっちはサラサラ。サッカー一筋、思いも一筋の明日夏タンにはかないませんな。サッカーでは代表合宿に選ばれ、赤毛を後悔させるのも時間の問題でしょう。赤毛は俺は二見さんと決めての返事だったが、果たして思惑通り付き合えるのか。
あとは星乃さんか、いい子なんだけど。「光一の心の底には…水澤摩央…」「全部ちゃんとするから…」誰が幸せにという以前に、二組の行方を一話で上手くまとめられるのだろうか。間違っても饂飩を筆頭とする閣外のメンバーの出番をこさえている暇はないぞ。