ビョン吉、藤川から決勝サヨナラアーチ!

一瞬眼を疑ってしまったが、今季一番の勝利。8回にノリさんの2点タイムリーで追いつき、9回にサヨナラ一歩手前までいくなど、流れは確かにあったのだが、10回は中日が4番からの打順ということで、マウンドに藤川。阪神ベンチの意図どおり森、和田氏が打ち取られ二死走者なし、バッターボックスは不調で3番から6番に降格、この試合も全くいいところなくバットが空を切りまくっていたビョンさん。この対決でも打てそうな気配は感じず、10回のサヨナラはまず消えたと思われたが…追い込んだあとの変化球が面白いようにレフト方向に伸びていき、客席手前のポケットに。藤川は二死とって安心したのでもあるまいが、まさかすぎる幕切れでした。
先発の吉見は鳥谷に被弾したとは言え、2失点で収め試合を十分作る働き。結果的に負けが消えたのも大きい。リリーフも小林−岩瀬−チェンの3左腕の危なげないリレーでサヨナラを演出。前日敗戦処理で大炎上した高橋とは対照的だった。4月は30日にYB吉村に被弾するまで無失点、防御率0点台で乗り切った高橋だがチェンがこのまま連戦はリリーフ専念となり、2軍から鈴木、昌などage要員が出た場合は一転、二軍落ちも覚悟しなければ事態となってくるだろう。何とか踏ん張ってくれ!
今日で三連戦タイに持ち込み、明日は阪神戦無敵を誇る「ナゴヤの中田」打線の援護があれば、十分勝ち越しは期待できる。

CDRAGONS 3x - 2 Tigers(中日2勝4敗1分け)
勝 チェン2-1  敗 藤川1-1 11S
本 鳥谷 3 李炳圭 4