あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第7話「ほんとのお願い」

じんたんのポテンシャルの高さに嫉妬。一念発起すれば学校へ行けるし、友達とのネットワークを使っていきなりバイト掛け持ちを始め、しかもあなるとは恋人同然でありながら家に帰ればめんまとかあり得んわ。無理して家賃が高いことをはじめたときによくある鬱なエピソードなども皆無。展開が湿っぽくならないのは結構なことだが、回を追うごとにゆきあつのじんたんに対する気持ち(対抗心?)が痛いほどにわかってきた。
日記から察しためんまのお願い=リアル花火を実現するまでは花火師だか火気取り扱いの免許が必要らしく、意外とハードルが高かった。マウンドの花火師のほうがきっと楽だね。しかし、じんたん父の知り合いに20万で頼むべくバイトに勤しむじんたんたち。あと一歩のところで最後に立ち塞がったのはまさかの本間さん(=めんママ)だった。ラストの「ふざけてるわね」はゾクッとしました。
確かに失くした娘のことを生きている同年代の奴らが今更あれこれというのは鬱陶しいのかもしれないが、果たしてそれだけの理由だろうか。めんまの死に関して超平和バスターズとめんママの間に過去の因縁があるのかも。それが一方的な恨みや勘違いの類なのか、バスターズの誰かが実際過去に何かやらかしてるのかはわからないが、めんママは何か心に闇を抱えている―そこをどう紐解いていくかが楽しみになってきた。それと、花火の実現のためにはきっとゆきあつさんの力が必要なはずです。