あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第9話「みんなとめんま」

あと2話らしい。まとまるかどうか疑問だし、これだけの設定を2話で終わりにするのはもったいない。true routeは15話まで本放送後順次ネット配信でもいいくらいだ。
まとまる、と一口にいっても綺麗な結末や感動を求めているのとはちょっと違う。めんまに成仏してもらうことがゴールという流れになりつつあるが、成仏してほしい(バスターズ一同)も一人占めしたい(じんたん)も、一人占めの状況を解消させたい(ゆきあつ・あなる)も所詮生きている人間のエゴに過ぎない。きっとそれで良かったんだじゃなくて人の業の部分、葛藤の部分、もがいている部分を大いにクローズアップしていただきたい。
そういう意味ではゆきあつ×あなるのカップリングは面白いし、応援したい。じんたんはめんまでいっぱいであまりにもあなるに無慈悲・無関心だし、めんまは見えないし、つるこは所詮ゆきあつの保護者だったということで・・・。正直最初はゆきあつのあなるへの告白は社交辞令かと思っていたが、付き合えばいい具合で支え合っていけるんじゃないかな。多分超平和バスターズは仲良しじゃなくなるけど(笑)
で、本題はというとやはりゆきあつさん大活躍。花火の件に一役買うのは予想できたが、まさか土下座とかどれだけこの人は手段を選ばないのか。女装がピークかと思ったが、居るのに話ができないめんまとバスターズ公認になったと思って堂々と一人芝居をするじんたんの前に壊れてる様子が露骨である。あなるもそうだが、過去に嫌な思いをして今もまた傷に塩を塗るようなことをするのかな。それぞれ想いを寄せる相手がいるはわかるけど、超平和バスターズ全体としての絆みたいなものは大分隅に除けられてしまったように感じる。そして、じんたんがここに来てめんまに居なくなって欲しくないと思っているのも気になる。めんまが自分にしか見えないことを大っぴらに言うようになってから、独占してる感が余計強く伝わってきて、彼も結局自分本位なのかなと思ってしまう。
ともあれ、昔何があったかははっきりしてもらわないと。最後のシーンでめんまは過去に川で溺れた(?)みたいな描写があったけど、遊んでる最中の事故死以上の事件があったということなのか。何故じんたんにしか見えないのかも曖昧にしてほしくない。次回花火が完成するらしいが、物語はどういう方向に進み、収束していくのだろうか。