あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第10話「花火」

「花火」とは何だったのか

夢中でひとつの目標に向かって必死で作った青春の結晶、とでも言うべきなのかな。すごく美しかった。
これではちょっと綺麗すぎるが、とにかくみんながゴールテープを切ろう、過去を吹っ切ろうと必死だったのは事実。実物が見えるじんたん以外に関してはめんまとの別れというより、めんま絡みで長年もやもやしていた自分との別れだったりするんじゃないだろうか。成仏させたいのは嫉妬とか断ち切れない思いだった、みたいな。
めんまは結局消えなくて、じんたんはホッとしてゆきあつは超焦ってるわけだが、花火を打ち上げることとの相関性ってないじゃん。みんなの利害が一致して信じ込んでいた分、じんたん「待て!」ゆきあつ「いよいよだ」という“入った”感じになるんだろうが、花火が上がってめんまが消えるじゃファンタジー過ぎるよね。別に某ガジェット研究所のような科学性を求めてるわけじゃないが、その晩に誰も気づかないところでスーッといなくなって、朝起きたら消えてたというほうがアリなんじゃないかな。というかそうでもしないと来週まとまらないでしょう。Aパートでめんまが居なくなって、Bパートで後日談とかできるのだろうか。

本間家の再生

めんまファミリーについては弟がいい具合に存在感を発揮して綺麗にまとまった。でも、尺があればもうひと悶着くらいあって良かったかも知れない。「ふざけてるわね」の名言を残しためんママが花火を見に来るとか感慨深いし、めんまと弟との対面も実現した。ただ、めんママの超平和バスターズへの負の感情の根源かと思われた「あの日」にあった出来事に関しては謎のままだった。

つるこさん、髪切った?

最初気付かなかった(てへっ)アップにしてるのかと思ったら切りやがったね。

  1. イメチェンするならメガネを取るべきだろうJK
  2. あなるが髪バッサリじゃなくて良かった・・・

と思った。つるこは大事なポジションではあったけど、じんたんとの直接の絡みがないせいかパンチに欠けていたと思う。ゆきあつの保護者だったのにゆきあつが好きだったという、ゆきあつとは別の意味でブレないキャラだった。まあ好きでもなけりゃあんなぶっ飛んだ男に付き合わないし、受け止めもできないんだろうけど、めんまで潰れそうなゆきあつが癒しを求めたのがあなるだったのが何とも不憫。でもあなるが可愛いからこれは仕方ない。
ごちゃごちゃ書いたけど、とにかくEDへの入りが素晴らしかった!!来週で終わりなんてすごく勿体ない。7月からゆきあつさんスピンオフ作品とか“20年後”編とかやってほしい。