特捜戦隊デカレンジャーEpisode.37「ハードボイルド・ライセンス」

宝児さんメインで楽しみにしていましたが、予想通りというか彼の話はやはり鬱な展開でした。
7:50頃にはこれは来週まで行くのかと思いましたが、この昼メロのようなデカレンらしからぬ雰囲気を2週間続けるのは、さすがに子供たちにはしんどいと思ったのか最後の5分であっさり打ち止めとなりました。今回は前エピの伏線を大事にするデカレンにしてはデカブルーの女の存在やら、もう宝児さんが昇進試験の最終段階に来てるなど唐突な展開が気になりました。アレが特凶の最終試験というのもどうかと思うし・・・最後の急展開は宝児の心理描写が浅すぎて、正直良く分かりませんでした。デカの誇りにかけて一般市民の命を守った。上官も認め、合格させてくれたようで憧れの金バッジ。なのに何故に辞退?辞退の理由は何なんでしょう?エリート思考の強い宝児にとって特凶資格はたった一時の気持ちの揺らぎで捨ててしまえる程度のものだったんでしょうか?Cパートも一週遅れデカスワン石野真子)の説明でその真相は宝児の口から語られることはありませんでした。それよりは宝児本人が自分の信念を貫いて、最終試験に落ちたような展開であればまだ救いもあったろうに。また、宝児が金バッジをもし付けられないのならまたEpisode.03のようにパーフェクトにまさかの狂いが生じて落ちるというくらいのほうが、シンプルだけどあまり深刻な展開にならずに済み、ここまで観てきた人なら誰だって自然に思えただろう。恐らく今後の展開に差し障りのない程度に宝児の話を一週分、といったオファーの元に仕上げた話なんだろうけど、宝児登場から彼の永遠のテーマだった昇進・昇格に賭けるエリート魂の話はもっと丁寧に書いて欲しかったな。